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ご紹介, 装幀の仕事(孝四郎)

武者小路実篤『後ちに來る者に』1916年

武者小路実篤 『後ちに來る者に』  洛陽堂、1916年

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「グレーと白の紙の貼り合せ。文字は金。背の白い紙の平へのかかりが少なく、洒落た感じの仕上がりとなっている。茶の貼箱に外題貼り。描き文字。」(恩地邦郎・編『新装普及版 恩地孝四郎 装本の業』、掲載、邦郎によるコメント、106頁)

 

ご紹介, 蔵書(孝四郎)

Federn – Kirmsse, Etta, Das Bild des Weibes 1917

Federn – Kirmsse, Etta, Das Bild des Weibes geschaut von Mann und Frau. Ein geistiges Kaleidoskop mit 66 Abbildungen, 

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Etta Federn – Kirmsse (本名はEtta Federn-Kohlhaas)、1883年ウィーン生まれ、1951年パリ没。主に第二次世界大戦前に活動した作家、翻訳家、文芸評論家。

女性を描いた絵画(ドローイング、カリカチュアを含む)66枚と豊富な文学作品の引用によって、その多面性について語る。

蔵書印あり。

鉛筆でサイン、1926とある。

 

ご紹介, 蔵書(孝四郎)

アポリネール 『動物詩集』  1925年

ギイヨオム・アポリネール作、ラウル・ヂュツフィ畫
『動物詩集―又の名・オルフェさまのお供の衆―』(堀口大學譯) 第一書房、1925年

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蔵書印あり。

「Fuzambō Tokyo」のシールあり。

ご紹介, 蔵書(孝四郎)

楠山正雄編 『源氏と平家』  1925年

楠山正雄編、小村雪岱画『画とお話の本 5 源氏と平家』 冨山房、1925年

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蔵書印2箇所、押す場所に合わせた工夫あり。

ご紹介, 装幀の仕事(孝四郎)

吉田絃二郎 『小鳥の来る日』1921年

吉田絃二郎 『小鳥の来る日』 新潮社、1921年
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「上質紙に黄の草紋様。文字グレー」(恩地邦郎・編『新装普及版 恩地孝四郎 装本の業』、掲載、邦郎によるコメント、108頁)

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蔵書印あり。

ご紹介, 蔵書(孝四郎)

『伊太利民謡』     1930年

服部龍太郎(編輯)《伊太利民謡 ナポリの舟唄 サンタ・ルチア ヴェニスの舟唄 海の漁夫》、春陽堂、1930年

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「サンタ・ルチア」は邦郎の数多い愛唱歌のうちの1曲。
もっとも実際に歌うときは、のちに出版された歌曲集などを使用していた。

 

ご紹介, 蔵書(孝四郎)

アンデルセン『おやゆび姫』 1925年

アンデルセン(楠山正雄編)『おやゆび姫 畫とお話の本 第四冊』、冨山房、1925年
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版画家、児童画家、初山滋(1897-1973)による装幀。

 

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2種類の蔵書印あり。種類、押す位置にも工夫が観られる。

ご紹介, 学校劇の仕事(邦郎)

「したきりすずめ」1955年

恩地邦郎作「したきりすずめ」斎田喬編『学校音楽劇 低学年』 誠文堂新光社、1955年

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装幀は初山滋。

父、孝四郎から続く縁。

劇中歌は西崎嘉太郎作曲、玉川学園で音楽教育に携わったことが知られている(下記ブログ参照)。

http://www.tamagawa.jp/introduction/enkaku/history/detail_11207.html

 

ご紹介, 所蔵(轍)

楊州周延 《女禮式略圖》 《女禮式之圖》 明治期

楊州周延 《女禮式略圖》(印刷並ニ発行人武川卯之助)  明治期
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楊州周延 《女禮式之圖》(印刷兼発行者武川卯之吉)  明治期

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明治の浮世絵師、楊州周延(1838-1912)の美人風俗画。

三枚続をさらに貼りあわせてある。

邦郎による簡略リストあり。

ご紹介, 装幀の仕事(孝四郎)

廣津和郎 『狂った季節』  1950年

廣津和郎 『狂った季節』 六興出版社、1950年

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「表紙はケント紙に紙皺模様を灰靑と灰橙2色で重ね刷り」、函は「白洋紙に木版技法で灰紅色の木の葉を移した」(いずれも『恩地孝四郎 装本の業』掲載、邦郎によるコメント、150頁)。函の中央は、その形状から朴ノ木の葉と思われる。

孝四郎は、獨逸学協会学校中学(旧制獨協中学校)を1909年(明治42年)に卒業(『獨協学園史 資料集成』(獨協学園、2000年))。学園に保存されている在学中のドイツ語の成績に落第点はない。フランス語は独学。

欧文蔵書のうち、ドイツ語、フランス語によるものは数多く、この二つの国に深い関心を寄せていたためか、孝四郎はドイツ、フランス、日本の木として、菩提樹、マロニエ、朴ノ木を庭に植樹した。

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木の葉が葉脈のみとなったもの(この作品に使われたというわけではない)。
邦郎が資料として保存していた。