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ご紹介, 書(頼)

頼 「教育勅語」

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轍(わだち)の妻、孝四郎の母、頼(らい)の書による「教育勅語」。

頼は、須藤愛司(露三)著『名士名家の夫人』70頁に「文武兼備」として採りとりあげられ、賊に押し入られたときの度量のある様子が伝えられている。

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(国立国会図書館蔵 資料は下記アドレスで閲覧可能:http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/778840

この書に採りあげられたほかのお家と同じように「名家」と言い得るかどうか判断できるものではないが、孝四郎に対しても古風な躾が成されたことは確かであろう。

この「教育勅語」は、孝四郎妻、のぶの部屋の欄間に、のぶが1978年に没するまで掛けられていたため、家族のあいだでは、頼のことを「ちんおもうにのおばあさま」と呼び慣わしていた。