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ご紹介, 装幀の仕事(邦郎)

江戸川乱歩 『彼・幻影の城』1963年

江戸川乱歩 『彼・幻影の白』 東都書房、昭和38年

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函は、本と共通の木版と点描の組み合わせ。

邦郎の妻、展子によれば、孝四郎は、編集者が邦郎と打合せのために訪問すると、玄関の冷たい床にぺったりと座りこんで、付き添っていたという。
「邦先生は字がなあ・・・」と呟いていた由。

邦郎が、書体に苦手意識をもっていたかどうかは分からないが、装幀作品は多くないかわりに、勤め先の学校などのためにカットをよく手がけていた。